開発・試験機器
東陽テクニカ、小型・可搬型ダイナモ発売
2017年12月27日
東陽テクニカは、電気自動車(EV)、ハイブリッド車(HV)用電子部品の国際規格「CISPR25:2016」の適合を調べるEMC(電磁波妨害)試験を、既存の電波暗室で実施可能にした小型な可搬型電気モーター負荷ユニット(ダイナモメーター)の販売を開始したと発表した。独フランコニア・ジャーマニー・EMCソリューションズの「ブルーボックス」で、こうしたユニットの販売は日本で初めて。ユニットとテスト用ソリューションを同時に提供し、新規受注の獲得を目指す。
新製品は、ユニット本体からの電磁妨害波の発生をなくした。全長を2~2・8メートルに抑えるなど小型化し、自動車メーカーや受託試験メーカーが所有する既存の電波暗室内に設置しやすい仕様にしたとしている。
EVやHVに搭載するインバーターや充電システムの試験では、ダイナモメーターで負荷を掛けながら電磁妨害波の発生を調べる必要がある。ただ、従来のダイナモでは本体から電磁妨害波が派生するほか、サイズが大きく電波暗室の外部に設置する必要があった。このため、ダイナモ設置場所を確保できる大型の電波暗室を新設する必要があった。
東陽テクニカは電波暗室の新設が不要なメリットを打ち出し、受注拡大につなげる。
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